七代目ちぃのブログ
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七代目ちぃ
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2021-10-26T23:41:03+09:00
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二階堂黎人「人狼城の恐怖」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202110260000/
世界最長本格ミステリ。長さの割に一切退屈せず一気に読破。長いだけでなく、大きな作品。
七代目ちぃ
2021-10-26T23:41:03+09:00
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連城三紀彦「暗色コメディ」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202110060000/
第一長編。精神に異常を来した人物が何人も現れ、それに関わる人々もまた狂い、正気か狂気か解らない錯綜した状況が延々と続く。幾つもの精神異常が描かれ、これらが一体どうやって関連付いて、そして解決するのか不安...
七代目ちぃ
2021-10-06T05:10:16+09:00
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早坂吝「四元館の殺人 探偵AIのリアル・ディープラーニング」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202110040000/
シリーズ三作目は館もの。フーダニットも見物であるが、ハウダニットは絶対に見抜けない凄まじいものとなっている。流石に一筋縄ではいかない。
七代目ちぃ
2021-10-04T03:50:04+09:00
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今村昌弘「兇人邸の殺人」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202110020000/
廃墟テーマパークに於けるクローズドサークルもの。異形の怪物が跋扈する屋敷にて逃げ惑う一同。その渦中に意味不明な殺人が発生して、事態は益々混迷の一途を辿る。犯人を含む人物設定、ホワイダニット、屋敷からの脱...
七代目ちぃ
2021-10-02T04:56:57+09:00
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綾辻行人「殺人鬼ー覚醒篇」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202109270000/
登山合宿の一行を襲う化け物。一見ただのスプラッタの本書も、綾辻行人によって書かれる以上仕掛け無しには終わらない。明らかな仕掛けに頭を捻りながら読み進めるも、最後には結局驚かされる。スプラッタの皮を被った...
七代目ちぃ
2021-09-27T03:25:55+09:00
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知念実希人「硝子の塔の殺人」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202109250000/
島田荘司からの激賞を受けた作品。曰く、新本格時代のクライマックスであり、フィナーレを感じさせる。今後このフィールドから、これを超える作が現れることはないだろう。読まずにはいられなかった。奇怪な館、連続殺人、...
七代目ちぃ
2021-09-25T05:21:04+09:00
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岡本綺堂「半七捕物帳」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202108290000/
捕物帳の始祖。大正時代に書き始められた、江戸を舞台とした短編ミステリ。ベストは「奥女中」か「猫騒動」。「お文の魂」記念すべき第一作。「石燈籠」先の話もそうだが、怪談じみた謎を現実の下に解き明かすというのは、やはり...
七代目ちぃ
2021-08-29T05:31:49+09:00
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阿津川辰海「蒼海館の殺人」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202108220000/
シリーズ二作目。前作では探偵としての苦悩が濃く描かれていたが、今作ではワトソンとしての苦悩も濃く描かれていた。狡猾な犯人による幾重にも及ぶ仕掛けで、事件の様相は二転三転する。それを解きほぐす探偵の見事な...
七代目ちぃ
2021-08-22T06:25:45+09:00
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阿津川辰海「紅蓮館の殺人」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202108150000/
クローズドサークル、絡繰り屋敷、二人の探偵役、凄惨な殺人、華やかで見栄えの良い作品だ。純粋無垢な美少女が全身をぐちゃぐちゃに潰されて圧死するという興奮する事件に加えて、山火事によるタイムリミットサスペン...
七代目ちぃ
2021-08-15T07:14:25+09:00
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アイザック・アシモフ「われはロボット」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202106260000/
ロボットといえば本書である。SF、ミステリ、思想、どれに主眼を置いても良し。ベストは高級なミステリ「証拠」か。「ロビイ」子守用ロボットのロビイと少女グローリアの物語。子供が何に価値を見出すかは、如何に己も過...
七代目ちぃ
2021-06-26T05:38:42+09:00
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辻真先「たかが殺人じゃないか」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202104250000/
御年八十八の氏による昭和初期を舞台にした青春ミステリ。稚気に溢れた一冊である。ハウダニットは難しいが、フーダニットは見当を付け易い。
七代目ちぃ
2021-04-25T06:09:24+09:00
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フレドリック・ブラウン「真っ白な嘘」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202103070000/
ミステリとSFで見事な才能を発揮した短編マエストロのミステリ作品集。如何にもアメリカ的で良質な娯楽小説だ。外れ無しで全作面白いが、「世界が終わった夜」「背後から声が」「キャスリーン、おまえの喉をもう一度」「後...
七代目ちぃ
2021-03-07T05:59:37+09:00
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ジョン・ディクスン・カー「死者はよみがえる」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202102230000/
ギデオン・フェル博士シリーズ。意外な犯人にはぶっ飛んだが、荒唐無稽なトリックにはもっとぶっ飛んだ。心の底から氏のファンで良かったと思う。ファンでなければ本書を放り投げていた。ファンであるからここまで無茶...
七代目ちぃ
2021-02-23T03:40:21+09:00
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平石貴樹「サロメの夢は血の夢」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202101120000/
アメリカ文学者にして東大教授にして本格ミステリ作家の二〇〇二年の長編。本書は内的独白という手法で書かれ、フェアを重んじる本格ミステリにとって大きな挑戦となっている。二つの殺人事件が起こるのだが、一つは...
七代目ちぃ
2021-01-12T02:58:06+09:00
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井上ひさし「十二人の手紙」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202101080000/
十二編の短編が収められ、エピローグにて長編となる仕掛けの施された作品である。それぞれの短編が手紙や文書のみによって構成されている。一つ一つが面白いが特に、「葬送歌」はそれまでの真剣な展開が最後に一転して...
七代目ちぃ
2021-01-08T05:27:21+09:00
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小栗虫太郎「法水麟太郎全短編」
https://plaza.rakuten.co.jp/womanmanwoman/diary/202012270000/
アンチミステリの嚆矢「黒死館殺人事件」で、有名な小栗虫太郎。氏の創出した探偵役と言えば法水麟太郎で、本書には彼の登場する短編が全て収められている。奇怪なトリックによって奇怪な謎を孕んだ奇怪な事件が奇怪な...
七代目ちぃ
2020-12-27T04:08:24+09:00